巡礼Q&A | 秩父札所三十四ヵ所 秩父札所 第一番 曹洞宗 誦経山 四萬部寺

簡単なものから、本格的なものまで、全て揃います。

秩父札所 第一番の四萬部寺では、札所巡礼に必要な巡礼用品を取り揃えています。
近頃の徒歩巡礼では、白衣・輪袈裟・納経帳、納札、お経本のみの簡略的なものが主流となっています。

巡礼にあたってのご質問 巡礼にあたってのご質問

お経はお唱えするとき、経本を見て唱えるのが正式な方法です。
お経を知らなくても心配ありません。

昔は各霊場に般若心経の写経を納め、その証として宝印を捺して(ご朱印)いただいたものですが、今は、お堂前でお経を唱えてお参りした証として納経帳に宝印を受けます。宝印はご本尊の分身として尊いものですので大切にお持ちください。
※納経について原則として午前8時から12時、午後12時30分から17時(冬季は16時まで)となっています。

開経偈、懺悔文、般若心経、十句観音経、普回向などです。

特定の宗派にとらわれることはありません。

札所についてのご質問 札所についてのご質問

秩父に札所が成立したのは縁起によれば、文暦元年(1234年)甲午三月十八日、性空上人をはじめとする13人の権者が秩父霊場を巡拝し、札所を設けたといわれています。
この年月日については、「元年」は年号のはじめ、「甲」は十干のはじめ、「午」は観音の眷属(けんぞく)、「18日」はご縁日とまさに、観音札所開創にふさわしい日に成立したといわれています。 しかし、秩父札所最古の史料「長享番付」によると文治三年(1187年)と記されており、いつ成立したかは諸説あり定かではありません。

必ずしも札所1番から順めぐりをすべきとは決まっていなく日程・交通の便に応じて巡るのが良いでしょう。
大体番号順に巡る方が道順もわかりやすいです。

徒歩巡礼の場合は6日間、乗用車・バスの場合2~4日、自転車の場合4~5日間ほどが目安となります。
札所34ヵ所霊場は静寂な山村と美しい自然の風景を背景に一巡約100km程の道のりがあります。

秩父の札所はほとんど乗用車で行くことができます。
ただ、納経所の他に奥の院を目指すのであれば、ハイキングに行くような格好や運動靴が必要です。

巡礼用品についてのご質問 巡礼用品についてのご質問

普段着でどこでも腰掛けて休める軽装、履き慣れた運動靴など動きやすい服装をお勧めします。
自由な服装の上、おいずる・輪袈裟を着用しただけでも巡礼の気持ちが引き締まります。

白装束の正式な巡礼姿は、白衣、おいずる・輪袈裟、巡礼笠、頭陀袋、りん、数珠、金剛杖、前掛け、白ズボンです。
これらの服装を身にまとい日常と違った新たな気持ちで巡礼するのも良いでしょう。

多くのの巡礼用品をそろえているところは、札所1番、13番です。
巡礼用品については、詳しく知りたい方は直接問い合わせをすることをお勧めします。

白装を身に付けることは、おのずから清浄にして無垢になる状態に入る事を意味します。
社会的な地位などを全て離れ、今までの自分自身を捨てる覚悟の一つです。

身につける事により、これから得られるであろう功徳を自分ひとりのものとせず、広く人々にも渡し、共に救われていきましょうという請願を表します。仏の道を行く者、巡礼者としての誓いです。

呪文や念仏の数を数える道具です。
また念珠とも呼ばれ、祈る際、仏との縁を繋ぐ仏具とされています。

金剛杖は、観音様のご加護で巡礼をお支えする護身の杖です。
宿に着いたらまずまず杖の先(観音様のお足)を洗い清め床の間に納めます。

修行者が、衣食住の欲望にとらわれず修行する事を「頭陀」と言います。
巡拝中首から掛け、お賽銭、経本、ローソク、お線香などの小物を入れておくのに非常に便利です。

道中の雨をしのぎ、日盛りに備えての物ですが帽子などでも結構です。

山伏などが仏具や経本などを入れたつづらを背負ったため、行衣の肩の所が摺り切れてしまうのを防ぐため袖なしの白衣の様な物を重ねて着るところから始まり、巡礼の正装になっています。現在では御朱印を受け、お棺に入れ極楽浄土への往生を願う習わしがあります。

鈴の音は、人間の煩悩を払い、清浄な心の働きを助けてくれる響きがあるといわれます。
獣除けとしても使われています。

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